カネボウの60代向け高級ブランド

化粧品大手のカネボウ化粧品(東京都港区)が、ファッション感度が高い60才前後の富裕層向け高級ブランド「CHICCA(キッカ)」を展開します。ファッションに意欲的な現代の60代女性を考慮し、肌のお手入れだけでなく、アイライナーやマスカラなど顔立ちを強調するメーク道具をそろえました。
販売流通は百貨店を中心として、独立した専用のカウンターで展開することで、「きれいになりたいMADAMたち」という新たな顧客の獲得を目指し、2010年度までに都市部の20店舗に進出し、年間売り上げ25億円が目標です。初年度は伊勢丹新宿店(東京都新宿区)、阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)に出店します。
開発を手がけたメイクアップアーティスト、吉川康雄さんは、「年齢にとらわれずもっと化粧を楽しみ人生も楽しんで欲しい。」と話しました。吉川さんはニューヨークを拠点に活動し、「ELLE」や「VOGUE」などのファッション誌などで活躍中で、モデルだけでなく、ヒラリー・クリントンやレニー・クラビッツ、カトリーヌ・ドヌーブなど有名人のメイクを担当してきました。キッカは、20年を越すキャリアの吉川さんが2年半かけて生み出しました。

ニッポンのマダムがターゲット

CHICCAはイタリア語で小さい菓子のことで、転じて、かわいくて魅力的なものという意味で使われています。ブランドコンセプトは「ニッポンのマダムを恋する瞳にする」とし、きれいになりたい気持ちを呼び起こします。どのCHICCA製品も、マダムが喜びそうなシックなデザインです。そして、とても使いやすそうです。だれでも簡単に素敵なツヤ肌を作れるようにしたい、50代の方にも美しく輝いて欲しいという願望から生まれたブランドなのです。
キッカには2種類のクリームファンデとプレストパウダーがあります。使い方はリキッドファンデーションと同じでスポンジにファンデーションをつけ肌に乗せます。スタンプ塗りといって、顔にスタンプを押すようにポンポンとのせる感じでつけます。でも肌に密着するリキッドと違って厚塗りな感じにはならず、キッカは皮脂膜のように肌を覆い、薄付き、ナチュラル、ツヤ感がでます。
キッカのメーク法は、いたってシンプルです。アイラインは、目じりよりの3分の1を起点に、こめかみの方向にラインを上げるショートウイグアイラインにします。2色組みのアイシャドーをまぶたの上に2層に塗ります。アイシャドーや口紅の色は、その日に着る洋服の色やイメージにあわせて選びます。吉川康雄さんは、「毎日『今日は何を着ようかな』と服を選ぶように化粧も毎日変えて欲しい。」と言います。吉川さんの基本的ポリシーは「女性へのリスペクト」だということですので、カネボウのCHICCAが楽しみです。資生堂を脅かすブランドに成長するのではないでしょうか?

CHICCAのラインナップ

CHICCAのラインナップは、ベースメイク・ポイントメイク・ツール・スキンケアとあります。ベースメイクの「ラヴィッシングビューティ・ソリッドファンデーション」が10,500円、ポイントメイクの「エンスローリング・パウダーアイシャドウ」が7,350円、「エンスローリング・ペンシルアイライナー・リフィル」が3,150円です。CHICCAのファンデーションは、肌に密着するリキッドとは違って、顔料と混ざった油分が皮脂膜のように肌を覆います。そのため、肌の凹凸や肌荒れなどに左右されにくく、肌の質感を均一に保ちます。キッカはより素肌に近い仕上がりになります。
CHICCAのツールもとても使いやすいです。上質のハイリス毛でできた「パーフェクト・フェイスブラッシュ」が26,250円。「パーフェクト・スモーキーアイ・ブラッシュ・ラージ」は8,400円です。
CHICCAにはスキンケアのラインもあります。「スムースアウェイ・クレンジングローション」が6,300円、「スムースアウェイ・クリーミィソープ」が5,250円です。
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